英語での講演会

本日,午後 16時から,スーパーコンピュータに関する講演会がありました.自分の研究もスーパーコンピュータがあれば,はかどるものなので,どういうものか知るために,出席しました.

しかし,その講演会のネックとなったのが,プレゼンターがアメリカの有名な人であったことに尽きるでしょう.そう,講演は説明も質問も,全て英語.

講演を聞いた感想は,「全く分かりませんでした」状態.全くとは言え,5% ぐらいは理解できましたが….と,後,「パソコンのOSがUbuntuだったよ.」というぐらい.

分からなかった原因が,英語で説明されたというのもあるけれど,英語圏のプレゼンの手法についていけなかったのが大きいと思います.

自分の経験論からの意見なので,後述の意見は違うかもしれませんが,「日本人は,まず文字から見る癖がある」と思うのです.
日本人が,メールやブログ,掲示板が好きというのもありますが,実際,自分が学会で発表する時も,発表するポスターに情報を,見やすく,入りうる限り網羅していきました.しかし,英語圏のプレゼンを見ると,ポスターやスライドは,飾りかおまけ程度しかないように思えます.だから,スライドも流れるように進められていきます.
逆に,英語圏のプレゼンはプレゼンターがメインとなり,プレゼンターの話す内容こそ重要な話題が入っているように思えます.

この手法は,プレゼンターのモチベーションを上げ,さらに聴衆の集中力を高めてくれると思います.
と言いますのも,卒業研究発表で必死に説明のための台詞を覚えて,発表に臨んだ時,審査する先生は自分の説明ではなく,スライドを退屈そうに見ていました.確かに,自分の研究は先生にはつまらないものかもしれませんが….これでは,プレゼンターが,「自分がいなくても,このスライドさえあれば,ここにいる意味がないのでは?」とやる気を失し,聴衆は集中して説明を聞かずとも,スライドを見ればいいだけなので,お互いにモチベーションが下がる状況になります.

で,まぁ,そのプレゼンの手法が良いことは分かるのですが,今回のプレゼンでは,メモしたいことがメモできずに,次々スライドが進んで行き,結局何を話していたのだろう状態になりました.

今後は,英語の語彙力を鍛えるのは勿論,リスニングも鍛えないといけないなと実感させられる講演会でした.