監視されている

 あるデータが欲しくて,ネットを検索しても,"404 Not Found" の文字が….Google のキャッシュで更新日時を確認すると,数ヶ月前や 1年前のもの….
「あぁ! もう少し早くチェックしとけば…!」
って思うこと,良くあります.あなたも無いですか?こういうこと.

 インターネットは,図書館の資料とは違い,情報が生きているってことが実感できます.むしろ,情報提供者の意思が,そのまま反映されているように感じます.どんなに重要性が高いものでも,情報提供者の意思で消されます.あるいは,他の圧力によって消されます.

 でも,やっぱりいるものですね.それを残そうとする人.
 それがインターネットアーカイブなのです.
 既知の人には当たり前のことかもしれませんが,今,これが私のマイブーム.

 インターネットアーカイブとは,簡単に説明すると,ネット上を徘徊しているロボットがデータを保存しておくサービスです.ちょうど Google キャッシュの強化版みたいなものです.したがって,過去の Web やデータを閲覧することができます.
これは非常に便利です.更新ごとにロボットが保存しているので,Web の作者がどのような部分を更新させているのかの勉強にもなります.
 しかし,ロボットがデータを回収しないように Web を設定すると,履歴として残りません.

 こんなに便利なインターネットアーカイブですが,やはり諸刃の剣なのです.というのも,過去に間違った情報を載せてしまうとそれが残ってしまうのです.
 すなわち,若さゆえの過ちだろう何だろうと,残ってしまうのです.例えば,ネチケットを知らないで,書き込んだ無礼な文章や暴言すら残るのです.それを不特定多数の人が自由に閲覧できるとすれば….一度失った信頼は,なかなか修復が難しいものです.

 結局の所,インターネットも常に誰かに監視されているということを覚えて,活動しなければならないのですよ.いまさらですが…,あぁ〜怖ぇ〜.