三河支部大会

朝,5時に起きて,大学を6時半に出て,豊川稲荷妙厳寺)に行きました。目的は15日に報告した通り,東三河支部大会に出席するため。

初めて,豊川稲荷に来ましたが,第一印象は「とにかく大きい!」というものでした。敷地は広いし,それぞれの建物は立派で大きいのです。その中の建物でお茶会は行われました。

自分の主な担当は水屋で,お茶碗や菓子器の準備をすることです。しかし,水屋という裏方でも,威厳がある佇まいなので,気が抜けません。
一通り準備が終わった時,先生に呼ばれて,本日初めのお点前をせよと命ぜられました。先生の目を見て判断するに,拒否権はなさそうです。
自分はどちらかというと本番でしくじっても,気にしないタイプなので(つまり,本番で緊張しないタイプ),なんとかお点前は自分のペースでやることができました。
しかし,御稽古で使う道具より格上の道具で,形も違うので少し戸惑いました。さらに自分がたてた茶のお客様は,お茶に詳しい人だったらしく,お茶碗を拝見しただけで,作者を当ててしまいました。テレビとかで鑑定者が見ただけで作者を当てるのは見たことがあるけど,お茶に詳しいってだけで,そこまでできるとは…。

その後は,ひたすら水屋でお茶をたてて,お客様に運んでいました。1回のお点前につき,50人くらい入るので,水屋担当が数人いても大変です。というのも,お茶は茶筅を使ってシャカシャカと手動で泡立てる訳ので,手首が疲れます。多分,このお陰でお茶たて技術がアップしたと思います。

昼近くに,先生に「あなたが家元の前でお点前するかもしれないから」と言われました。
ぬぁんですとぉ!?
確か家元の前でお点前するのは,先輩だったはず…。
何でも,うちの大学がその時間帯に2回連続で,お点前することになっており,その2回が自分と先輩だそうで…。
先生…俺のこと過大評価しすぎです…。
しかし,それも杞憂で結局は,先輩が大学代表としてしっかりと飾ってくれました。
その後で,家元と写真を撮りました。ちなみに,自分は家元の隣で写りました。家元,自分が思っていたより若かったです。

お点前は予定通り午前で終わり,午後は家元の講演を聞きました。
話の内容は様々でしたが,だいたいは「お茶を通じての日頃の生活のあり方」みたいな所です。しかし,流石,家元です。
言葉に重みがあり,一般人とは違うものの見方をしてます。それでありながら,聴衆が飽きないように冗談を所々交えている。
いや,実にありがたきお言葉でした。
自分もこんな大人になれたらいいなと思ってみたり…でしゃばりすぎか(^_^;)